院長の独り言「分子栄養学とミトコンドリア!」

2021/09/15 ブログ

「分子栄養学」

これは人が生きる上でとても大切な分野です。食物を食べ、空気中の酸素吸って、それを取り込んだ各細胞がエネルギーとして活力に変える・・・それが「代謝」と呼ばれる働きです。

 

代謝の中でエネルギを生み出すのが、全身の細胞(約37兆個)に入っているミトコンドリアです。

ミトコンドリアは各細胞に平均して2000~3000個も入っていて、これらのミトコンドリアが人間のエネルギーの95%を生み出しています。

元気になりたければ、病気を治したければ、老化に立ち向かうなら、いかにミトコンドリアを活性させるかになってくるわけです。

そこで必要な学問としての「分子栄養学」が今、脚光を浴びてる状況にあります。

 

先日、私が所属するオステオパシー協会(JOPA)主催で「杏林予防医学研究所」所長の「山田豊文」先生による`生命と栄養`が開催されました。

もともと分子栄養学を学び始めていた私にとっては垂涎ものの内容でした。

アメリカ・ヨーロッパの医学部で栄養学は必須ですが、日本ではあまり重要視されていないようです。生理学に栄養学は基本的にセットになっているものと思っていましたが・・・

アメリカの前大統領トランプ氏が、マスクもせず自らコロナに感染したことがありました。大変な状況に追い込まれていたと聞きましたが、なんと3日で回復し公の場に現われたのは驚きと感染への懸念がありましたが、それもいま話題のカクテル療法を行なったこともあります。

しかし、それ以外に投与されたのが、亜鉛・ビタミンDそしてマグネシウムだということです。

メラトニンも免疫力にとても有効に働くそうです。

今回の講義では特に「マグネシウム」の重要性を強調されておりました。

日本人はよく「カルシウム不足」が話題にあがります。

骨粗鬆症が多い日本ではカルシウム剤はよく処方されます。

骨は主にカルシウムとリンそして蛋白質でできていますが、カルシウムを摂っただけでは骨が丈夫になるわけではありません。ここにのマグネシウムが必要なります。

カルシウムがいろんな代謝に必要なのは分かっているのですが、単体で増えると身体中の組織を固めてしまう作用が強まります。動脈硬化やアルツハイマーなど様々な疾患の元にさえなってしまうそうです。

カルシウムが正しく働くためにマグネシウムが果たす役割はとても重要になります。

 

最初にミトコンドリアの話しをしましたが、ATPと呼ばれるエネルギーを作り出す「クエン酸回路」による代謝を行なうために微量でも各種の「ビタミン」「ミネラル」がとても大切なことが分かります。

健康や病気のメカニズムを正しく理解するために、この代謝メカニズムである生理学・分子栄養学を知るということは必要不可欠なことなのです。

 

身体のメカニズムを知ると、健康と美は一体だと感じざるを得ません。

五輪式美容整体や五輪式ダイエットも、抗重力バランス治療(当院オリジナル)や分子栄養学を元に作られたものです。

痛みやしびれなどの症状のある方も、やせてキレイになりたい方も、五輪整骨院にご相談下さい。

 

P、S 食事と睡眠と運動は身体改善の基本です。しっかり寝て正しく運動し、おいしく食事を致しましょう。

食事で今あなたのの身体はつくられています。「分子栄養学」はあなたの健康と美の強い味方になります。