「今日は午後から北仙台で診療」

2008/10/08 ブログ
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今日も雨です。

今日は午後から北仙台の「さいとう整骨院」にて診療します。

よって泉の方は午後お休みです。

なのでブログも今日はこれにて、、

明日は、治療院事件簿「何じゃこりゃー」奇怪な生物現る!お楽しみに・・

 

 

2008年10月09日 「治療院事件簿Ⅰ」

<奇怪な生物現る!>

朝いつものように治療室に来て掃除をすませ、予約患者のカルテを順番に重ねてデスクのはじに並べた。患者を迎え入れる準備も整い、何気なく上を見上げたとき、喚起扇の羽が風で少し回転しているのに気がついた。スイッチのひもが引ききれず奥の3枚の扉が開いていたのだ。ひもを強く引いた。手を離す瞬間「パタン!」と音をたててその扉は行儀よく閉じた・・・これがまさかことの発端になるとは、全く予期できるはずもなかった・・・

間もなくトイレに入り、用をたしながら想いにふける。今日朝いちの患者さんはいつも夜遅くにしか来られない方で、和・洋・中なんでもこなす調理人。フランス、イタリア、中国、台湾多くの土地で修行した料理の達人だ。昔から腰を患っておりヘルニアの手術の経験をもつ、云わば痛みの要因がたくさん絡み合った「複雑系」に属するひとだ。ただ、人生経験も豊富な方なので話しが実におもしろい。いつも帰り際にニコッと笑って「先生、楽だよ!」そう云ってくれるのがうれしい。「朝早くからの予約はめずらしい。また無理して股関節をひどくしちゃったかな?」あれこれ考えながら用を終えてトイレから出ようとドアを開けた・・・と、その瞬間、、

「ペトッ!!」「???」空けたドアの角が、廊下にある何かにぶつかった。そして少し移動した。いやちょっと角度を変えた程度かもしれない。しかし何事が起こったというのだろう。確かに入る前にはそこには何もなかったはずなのに、、、今確かにそこに何かがいて、、、しかも「ペトッ!!」と、、、んで「ちょっと柔らかい?」みたいな、、、一瞬の間に思考をまとめきれず、視線の先に飛び込んできた物体!、いや生物か?!

「ウギャー!!!」と叫んだか、「うっ・・!!」と息をつまらせたかは憶えてないが、瞬間に3メートル程飛び上がっていったん天井に頭をぶつけ、廊下の奥に倒れこみながら、さらに側方に2メートルジャンプをし、それ以上離れようのない勝手口ドアに手と背中をくっつけてながら、その物体!いや生物?!を凝視しつづける私・・

「え~っ!!」・・「なんじゃこりゃ~!!」・・「カエルか?」・・「クモにしちゃでかすぎだ」・・「見たことな~い」・・「動く?・・じっとしてる」・・「毛がはえてる」・・「しかもびっしり」・・「ペトッてしてた」・・「さっきまではいなかったじゃ~ん」・・・・「山口さ~ん() (朝いちに来る調理人の患者)・・」

どうしよう。治療室に戻るにはこの「ど変態生物」の上をまたいでドアの向こうに出るか、若しくは今背にしている勝手口ドアを出て、はだしで外を歩いて表玄関に回るか。そう思案しながら目の前の「ど変態生物」を凝視し続ける私であった。

    -  続く  -