「院長の独り言(胃腸障害に対する整体)」

2018/08/21 ブログ
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甲子園が終わり、秋のムードが漂う頃「なんとなく身体がだるい」「胃の調子が悪い」と訴える患者さんが多くなります。

「逆流性食道炎」や「機能性ディスペプシア」などと言われる問題に悩まれる患者さんが駆け込むのがこの時期です。

機能性ディスペプシアとは食後の胃のもたれ早期満腹感みぞおちの痛みみぞおちの焼ける感じがあるものの、胃カメラでは何の問題もみられない状態です。

そのような方々にみられる所見が・・・

1、真っ直ぐな背骨(ポーカースパイン)や猫背で脊柱が固い人

2、呼吸が浅い人

3、下腹ポッコリ

4、顔色がすぐれない

5、背中が苦しい

そんな人が胃腸障害を持つ人の特徴です。

機能性ディスペプシアはかの安部総理が以前体調不良を理由に一度総理を辞任した経緯があります。

非常に治りにくい病気とされています。

全ての内臓は背骨から出る神経から支配を受けていますので、そのような方々は脊柱の固さから神経の圧迫が原因で胃の機能障害が起こっています。

また、内臓はほとんどが後腹壁にぶら下がっており、脊柱の固い人はやはり支持靭帯が機能せず内臓下垂を起こします。

呼吸も、脊柱の硬さに加えて肋骨の動きも固いと、とても浅くなります。

すると横隔膜も緊張し柔軟性がなくなり、ますます呼吸は浅くなっていきます。

下腹ポッコリは何故起こるのかといいますと、お腹を凹める筋肉に「腹横筋」と呼ばれる筋肉がありますが、これを使わないと内臓を支えられずに下にさがってしまい下腹が出てしまうのです。

「腹横筋」は腹筋運動で鍛えられる筋肉ではなく、ドローイングと言われるお腹を凹ませながら行う呼吸運動によって強化される筋肉です。

また、この「腹横筋」と連動して同時に作用するのが「大腰筋」です。

「大腰筋」は骨盤を正しい位置に固定し、重力に対して脊柱を理想のS字状に保つ筋肉です。

背骨は、背中の筋肉で姿勢をキープするのは間違っていて、お腹側の「大腰筋」で保つのが正解なんですね。

その為にお腹を凹ませる「腹横筋」を使い、姿勢と正しい内臓の位置をキープするのです。

これから増える胃腸障害の方々に対しての施術は、以上の観点から脊柱の柔軟性をつけ肋骨を緩め横隔膜を解放し呼吸を楽にして、更には内臓を「腹横筋」で正しい位置にキープして頂くことを学んでもらいます。

特に起立筋(脊柱を一番奥で支える筋肉群)である、骨のキワのスジ状の部分をゴリゴリ緩めるだけで「凄く楽になりました~」とその場で実感される方が多くいます。

これらの施術で構造を正して(背骨の状態や姿勢を改善させる)から、胃や腸や周辺の内臓自体をマニプレーションをして更に臓器を動きやすくしていきます。

正しい食事や身体のメカニズムを知って、根本から胃腸障害に対するアプローチをして頂きたいと思います。

 

薬で何年も症状を抑え続けている方も多いと思います。

是非「五輪整骨院」で行われる「胃腸障害のオステオパシー治療」をお勧めします。

 

,S お盆は娘をかなりの時間を一緒に過ごしました。

おかげで財布の中身は領収書であふれました。

美味しいものをたくさん食べましたからね(*^_^*

お盆開けは、全開で仕事に臨んでおります!