院長の独り言(「身体の疲労は頭(脳)」から!)
今日は久しぶりのブログ、臨床例を書いてみたいと思います。
40代男性、筋骨隆々で毎朝ゴールドジムで筋トレを行い絶好調で仕事に向かうのを日課とされている方です。
日々トレーニング負荷のかけ過ぎで、時に背中や肩をひどく痛めるものの、その都度来院してはほぼ一度の施術で満足されていました。
「今回はどうされました?」の問いかけに・・・
いつもの痛みによるものではなく「全く疲れが取れず力が入らないんです」ということでした。
あれだけ好きで日課としていたトレーニングも一週間してないとのこと。
こんな時は何をすべきか…
私は内臓をまず疑います。TL(セラぴローカリゼーション)で、患者さんに手のひらを肝臓の上に置き、O‐リング検査で反応をみる例のやつです。
案の定、肝臓で反応しました。「手のひら」と「手背」と「指先」の3パターンでみると「手背」で明らかに筋力が低下してしまいます。もちろん患者さんもそれを自覚します。
聞けばアルコールを飲まないにもかかわらず肝臓のγGPTが少し高いとのこと。
この日は全てハバイオダイナミクス的な穏やかな技法のみを行いました。
足から筋膜の制限を探し、問題のある骨盤・横隔膜・上部頸椎を整えました。
そして肝臓を丁寧にリリース(両手ではさんで緩める)をしました。
最後に頭蓋のリリースです。
私の感覚の中では、捻れた頭が誇張されてどんどん柔らかくなってふにゃふにゃぐにゃんぐにゃんになる感じです。(骨盤や他の関節も同じです)
なぜ頭蓋を緩めるのか・・・身体の疲労は脳の疲労と内臓の疲労からきます。
でなければ、寝てないか食べれてないか風邪を引いているかです。これらは自分で自覚できることなので「そりゃしょうがないですね」となるわけです。
夏の疲れが秋口に出る場合は、胃や腸のケースもよくあります。(今回患者さんは胃腸や生活習の問題はありませんでした)
その辺りも、問診やO‐リングで確認はします。
30分ほどの施術後、温めた石のベット「ホルミシス」で15分寝て終了!
「いや~メチャ楽になりました!!」
にっこりです。
一応、肝臓の検査はO‐リングで筋力はしっかり入ったものの検査は一度してもらった方がいいと伝えました。(手背の反応は炎症の可能性です)
人を正常へとアプローチするためには「動」きと「循環」が大事だと思っています。
症状を追わずに、正常になっていないところ見つけて正す。とても難しいことですが、治療には一番大事な肝(きも)になります。
P,S 施術の途中で「○○さん、頭の大きさ確認してもらってよろしいですか?」と測り方を教えました。手の付け根を耳の先端に当てて中指が頭のてっぺんでどれくらいくっついているなのですが・・・
果たして施術後に「ではまた測ってみましょうか・・・」と測ってみると・・・
「え~~なにこれ~~」
「笑っちゃうくらい小さくなっているでしょ!!」
そうです!リンパ・静脈が頭の中から流れ出て、脳脊髄液の循環がよくなり、血流が回復すると頭ってその場で小さくなるんです。
脳のむくみを取る・・・と言えばわかりやすいかもしれません。
これで頭も体もすっきり、本来の機能が発揮され始めます。
頭を小さくする施術・・・それは頭・身体の疲労を取る、当院独自の治療になります。
是非、多くの皆さんにも受けて頂きたいと思います(*^_^*)
NEW
-
群発性頭痛の原因と自宅でできるセルフケア
2024/08/01 -
自律神経からくる片頭痛はこうして治す(片頭痛編)
2024/07/19 -
自律神経からくる頭痛はこうして治す(緊張性頭痛編)
2024/07/02