(院長の独り言「五十肩についてPART②」)
肩関節は「関節拘縮」を起こす典型的な場所といえます。
固まった関節には「トランスレーション理論」といわれる現象が起きます。
関節を包みこむ靭帯・関節包の一部が短縮を起こすと、関節の軌道が狂い、動きの中で関節周辺に緊張と痛みを引き起こすものです。
これが腰にも膝にも首にも起きているやっかいな慢性痛の正体です!
さて「五十肩」になったら何を検査するのか?・・・筋肉・靭帯・関節包のどこが、どの程度固くなっているのかを診て行きます。
それが分かれば、筋肉から緩めて最終的には靭帯・関節包を元の柔軟な状態に戻します。
手や肘の治療で肩が上がったり、内臓の施術で肩の痛みが楽になる等もありますが、関節拘縮まで問題が進んでいると、肩周りの緊張や癒着などを解決することが必要になるわけです。
これは腰も膝も首も同じです。
時間が経過した慢性症状は、奥の靭帯・関節包を如何に解放するかにかかってきます。
私は以前5年ほど膝の痛みに苦しんだ時期ありました。
歩くのも痛いし、正座など全く不可能でした。
手術しか方法はないとまで思っていました。
膝の構造を良く考えてみて、施術の考えとやり方をスタッフに伝え丸2年かけて完璧に治すことができました。
奇跡でした。
そして今回、またも私自身が五十肩を患い、拘縮による夜間痛と酷い挙上制限に悩まされたのです。
大好きなゴルフもできないまま、丸2年がたとうとしています。軽い肩の痛みなら10年以上前から続いていました。
私は、自分の身体の問題をスタッフや元スタッフ(現開業)に治してもらうことを至上の喜びとしています。
こんな嬉しいことはありません。
私は酷い「膝痛」と「五十肩」を経験し、誰よりもその気持ちが分かるようになりました。
患者さんはこんなにも心細く、猜疑心いっぱいで治療者の力量を見極めようとし、優しく的確に診断してもらい、理にかなった方法で、早期に治してほしいものなんだと!
で、私は決心しました。
自分では自分を治療することは出来ません。今回も五十肩治療の全てをスタッフに伝え、スタッフに治してもらおう!
患者さんから見て、どう検査されてどう説明をされて、どう施術をしてもらえれば納得がいくのか・・・
2カ月かかりきりで、20ページの資料を作り5回に渡るまとめ上げを繰り返した後に、レポート用紙3枚の「虎の巻」を完成させました。
小さな図と細かい文字ではありますが、この3枚に全て集約されました。
もちろん患者さんへの説明用の冊子も完成しました。
毎回の研修で、機能解剖学と関節運動メカニズムを含めてスタッフたちの頭と腕に刷り込みをしています。
お陰さまで、私の肩もすでに7割方改善されています。
治療家である私自身が納得できる治療体系が出来あがりました。
このシリーズは「五十肩」から始まり「膝痛」「腰痛」「頭痛」「不妊治療」と順次作り上げています。
院長以外のスタッフたちに、共通の検査&施術までを体系化するきっかけになったのが「五十肩」でした。
当院では3月4月は「五十肩強化月間」となっています。是非がご来院ください。
慢性・強度の痛みに対し、五輪グル―プは研究と研鑽を積み続けてまいります!
P、S 五輪整骨院2階で開催されています歌手の「ヨシヒデさん」による「ボイスとレーニング」も第6回を終了しました。
毎回、声を通すためのテクニックがこれでもかというくらい、次から次へと繰り出されてきます。
お陰さまで随分声量も増え、気持ちよく歌えるようになってきました。
来年くらいには「カラオケ大会」に出場して、商品などゲットしてみたいなと考えております。
また、肩が完治した暁にはゴルフ熱が再燃することでしょう!
楽しみが増えて困っちゃいます(*^_^*)/
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