腰痛・肩こりの原因になる姿勢...vol5~大腰筋の鍛え方・歩き方~

2025/08/27 症状別

 

シリーズ最終回となります…!

 

ラストは、歩き方のコツをお伝えしようと思います。

まず気を付けの姿勢から左足を一歩前に出し、バランス良く左足一本で、すっと立ってみて下さい。楽に左足だけに重心を乗せ安定して立てていますか?

左足を戻し、気を付けの姿勢から今度は右足を出して一本だけでバランス良く立ってみましょう。いかがですか?どちらかでグラついたり、変に力が入ったりしていませんか?

一本足のみでバランス良く立つためには、足首が安定し膝が伸びきり股関節に重心がしっかりと乗り腰がきっちり入っている状態じゃないとスムーズに行えません。(以外と難しいですよ!)

それが左右とも上手に出来ればバランスの良い状態になっているかが分かります。この時左右差があったり一本足で立つと異様に下肢が緊張するようでは、治療の必要があるといえます。

左右でバランス良く立てるようであればさっそく綺麗な歩き方を実践してみましょう。

まずは3つのポイント「胸骨を少し上に向け」「お腹をちょっと引っ込めて」「肩甲骨をわずかに近づける」この直立の姿勢のまま前方に倒れこんで第一歩を踏み出します。

膝を曲げて振り出し、脚が前に行ききり真っ直ぐになった状態から、前から後ろに運動を切り返しながら踵から着いて股関節に重心が乗り、流れのまま次の一歩が繰り出されます。

この歩き方だとほとんど「大腰筋」のみで歩く形になるため、平地なら疲れずに長く歩くことが出来ます。体が喜ぶ歩き方です。(脚が細くきれいになります!)

これと真逆の歩き方が・・・時々見かけるハイヒールを履いた若い女性・・・背中を曲げお尻が落ち顎が出てしまっています。前に出す脚が膝を曲げて着地するためせっかく前に進んでいるのに足を着ける度に、毎回ストップをかけて歩行しているようなものです。(お尻やももが太くなってしまいます!)

姿勢を正し、さっそうと歩いて下さい。野球やゴルフなどのパフォーマンスも日常の歩行も全く同じです。胸を張ってさっそうと流れるようスムーズに体を動かしましょう。

そのために、身体の重力バランスを整え「大腰筋」などのインナーマッスル(深層筋)を鍛えて下さい。

最後に「大腰筋」の鍛え方・・・もも上げ運動をしましょう。足踏み運動でかまいませんので股関節を90度まで引き上げて20回行って下さい(日に5回)。余裕のある人は90度以上曲げこむとさらに「大腰筋」に負荷がかかり、意識することが出来ます。

それともうひとつ、呼吸法で鍛える方法があります。お腹を最大へこましながら息を吐ききります(10~15秒)。吐ききったら3秒で吸い込み2秒止めて再び息を吐いていきます。コツは息を吐くことから始めることです。7回1セットで日に3回行います。(仰向けで膝を曲げお腹に手を当てながらやって下さい)

最後にもうひとつ・・・

私が学生の頃空手道部の先輩に「常に肛門を締めておけ!」とよく云われたものです。肛門を締めると腹横筋と同時に「大腰筋」も締まります。達人を目指したい方はこの「肛門締め」を常に意識してみて下さい。

「胸骨を少し上に向け」「お腹をちょっと引っ込めて」「肩甲骨をわずかに近づける」この3つを意識し、さらに「大腰筋」を鍛えることで、腰痛・肩こりだけでなく様々な疾患を予防することが出来ます。

治療の最大の目的はたんに痛みを取ることだけでなく、自分の身体を理解し健康を維持できる方法を知ってそれを実践して頂き、自分の身体に責任を持って頂くことです。それが幸せな人生の近道です。

                ~   おわり   ~