院長の独り言(「踵の痛み」)

2014/06/12 症状別|足
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長い梅雨に突入しました。
各地で集中豪雨による被害も聞かれます。
農作物の生育が心配ですが、穏やかな天候になるよう祈るばかりです。

最近、足の踵を痛めて来られた患者さんがいました。
右足踵の内側に痛みを訴えていました。
原因はここ一年で始めたマラソンが原因です。

前回の仙台ハーフマラソン(2か月前)で20キロを走破した際、初めて同部位に痛みが生じました。
その後自然治癒したものの、今回のマラソンでは10キロで痛みのためにリタイヤ
当院に来院された時には、歩行時に痛みがあり走行はムリでした。

何故このような部位に痛みがでるのでしょうか?
本人は捻じった覚えもないし、スジも筋肉もない骨の部分にどうして痛みが出るのか分からない様子でした。
当院でご説明したのは
足の骨模型を見て頂きながら「骨はこのようにたくさんの小さな骨の塊が靭帯で繋がり合って働いています
足は、足指とつけ根の中足骨の他に、7つの足根骨と呼ばれるもので出来ています。
それぞれが靭帯で繋がり、筋肉が動かしています。
ただ踵を含めた後ろ側の足根骨達は、互いにわずかな動きを許容されているだけです。
足は着地でふにゃりと柔らかく、蹴りだす時は固まりとして機能しています。
そんな足根骨どうしも、わずかな動きが許容されますが、ここで動きの制限が起こると「痛み」や「バランスのくずれ」が起きだします。
今回のケースでは、右の踵が内方に捻じれていました。
とても僅かです。
確認は動きの制限で確定します。
距骨という骨と関節する踵骨が内方には動くものの、外方に固いわけです。
とても僅かにです。
しかし、この僅かな動きの制限が、今回「痛み」として踵の内方に症状を出しました。
マラソンという繰り返される外力が、もともと持っていた踵骨の内方変位が「痛み」として表出したわけです。
基本的に骨が僅かに変位すると、変位した側に圧痛が生じます。
変位を確める時の方法とも言えます。

患者さんは、骨しかないところ靭帯も筋肉もあないところに何故痛みが出るのか、不思議でなりませんでした。
しかも、踵の骨が内方に僅かにずれてたなんて、寝耳に水なわけです。

足の各骨を入念に検査し、オステオパシーによる間接法(関節を緩める)にて、施術を行いました。
そしてキネシオテープで骨を矯正方向に軽く押さえ貼りをしました。
翌日、患者さんは不思議な顔をされて来院しました。
「今日は痛み、どんな感じでしょうか?
「え~、今日は全く痛みがないんです

それでいい~んです()

「テープ貼っただけのようでも、これで骨の位置が矯正されるんですね!」
そ~なんです。
でも、関節の矯正があってのテーピングなんですけどね!

原因を知り、それを理解した上で施術を受ける。
時間がかかる場合は「1ヵ月はかかりますよ」と、はっきり言います。
長く患った場所は、修復に時間がかかります。
もともと姿勢がいい人、こじれてない人は治りが早いと言えます。

食事や運動や睡眠がいい状態かどうか、お聞きするのはこういったことからです。
「少し回数が必要かもしれません
こう言われた方は、こじれてるか・長く患ってきたか・生活習慣に問題があるかのどれかです。
症状には原因があります。

適切な施術と、ご本人の「治したい」と言う気持ちがあれば、「痛み」は早期に消退するものと思われます。
軽い刺激こそ、身体は反応してくれます。
強い刺激には、身体は反発しますからね!

,S ワールドカップが始まります。
楽しみです!