群発性頭痛の原因と自宅でできるセルフケア

2024/08/01 不定愁訴|頭痛

骨盤を動かして根本改善目指しましょう
「群発性頭痛」は「脳のむくみ」が原因です。脳のむくみは骨盤を上手に動かせば解消できます。


群発性頭痛は年に一度くらいの頻度で、目の奥を中心に側頭部などの激しい頭痛を引き起こします。


このような症状があり、病院の検査で脳に異常がなければ群発性頭痛と診断されます。
脳に異常がなく上記の症状があればそのように診断は出されますが、つまり医療において群発性頭痛の原因はよく分かっていないということです。


しかし当院では、脳を取り巻く硬膜やそこに張り付く血管が脳のむくみによって引きのばされて起こる症状だと考えています。
原因を解消して根本改善させるための、骨盤を動かして脳のむくみを解消する方法をお伝えします。

 

頭痛には3つの種類があります。
①緊張性頭痛(ズーンと重い締めつけ型) 
②片頭痛(ズキンズキン拍動型) 
③群発性頭痛(耐えられない痛みで持続型)

今回は不定愁訴のひとつである「群発性頭痛」に対する改善法をお伝えします。
 

脳がむくむってどういうこと?
原因が分からなくても症状さえ取れればよい・・・これを対症療法と呼びます。
熱が上がったら解熱剤、消化不良に消化剤、寝れなければ睡眠薬、痛ければ痛み止め・・・
原因が分かれば、その原因を解消すれば症状から解放されます・・・これは根本療法と呼ばれます。


それでは脳のむくみの原因を説明します。
脳は血液によって栄養をもらっています。脳には「脳血管関門」と呼ばれるところがあり、動脈がここを通ると透明な脳脊髄液(のうせきずいえき)(以下CSF)に変わります。
このCSFは脳全体を満たし、さらには脊髄から末梢神経を経て全身に栄養を与えています。
脳を満たしているCSFは、静脈やリンパと共に頭蓋内の静脈洞に集められ頚静脈孔を通して頚静脈へと流れ出ます。


この流出が悪くなると「脳のむくみ」が起こってしまうのです。
 

脳脊髄液の流れる仕組み
CSFは脳に上がった動脈が「脳血管関門」というフィルターを通ると「脳脊髄液」という透明な液体に変わります。
それが生成される原動力は、後頭骨と蝶形骨でつくられる蝶形後頭底と呼ばれるところの上下の動きです。


頭蓋のこの動きは硬膜のつながりにより仙骨が連動して動き、CSFが増えたり末端へ吸収されたりしています。
CSFが作られる時(屈曲)、蝶形後頭底は上昇し硬膜に引っ張られて仙骨は起き上がりながら上昇します。


逆に吸収される時(伸展)、蝶形後頭底は下降し仙骨は下がりながらうなずき運動を行います。もし排泄または吸収されるメカニズムに問題が起こると、脳圧の上がる「脳のむくみ」が起きてしまいます。
 

脳脊髄液の流れる仕組み
CSFは脳に上がった動脈が「脳血管関門」というフィルターを通ると「脳脊髄液」という透明な液体に変わります。
それが生成される原動力は、後頭骨と蝶形骨でつくられる蝶形後頭底と呼ばれるところの上下の動きです。


頭蓋のこの動きは硬膜のつながりにより仙骨が連動して動き、CSFが増えたり末端へ吸収されたりしています。
CSFが作られる時(屈曲)、蝶形後頭底は上昇し硬膜に引っ張られて仙骨は起き上がりながら上昇します。


逆に吸収される時(伸展)、蝶形後頭底は下降し仙骨は下がりながらうなずき運動を行います。もし排泄または吸収されるメカニズムに問題が起こると、脳圧の上がる「脳のむくみ」が起きてしまいます。
 

脳のむくみを解消するには?
では、実際に骨盤を利用して脳のむくみを解消していきましょう。
頭蓋骨と仙骨は連動して動いてCSFを循環させています。骨盤内の仙骨を動かすことで、間接的にCSFの生成と吸収を起こすことができます。


仙骨のうなずき運動と後傾を繰り返すことでCSFを生成し、仙骨を側屈させることで吸収(排泄)を促すことができます。これら前後と左右の骨盤運動を交互に5回ずつ5セットを行えば、頭蓋内のCSFの循環をよくすることができます。


セットの間に弱っている内臓をポンプすることで、CSFをその臓器に集めて栄養を与えると同時に、さらに頭蓋内のCSFを流しだすことができます。
あまり知られていませんが、CSFは全身に栄養を送る魔法の液体です。
CSFの循環を改善させることがオステオパシーの究極のゴールともいえます。


足のむくみも、マッサージなどで静脈・リンパなど老廃物を流しだせば、新たな動脈が流入してむくみ疲労は抜けていきます。
脳のむくみは、ポンプ作用の一助を担う骨盤の動きを利用して循環をよくすることで解消することができます。


是非この写真を見ながら、骨盤運動を行い普段から脳のむくみを解消しておきましょう。

P.S.
この運動をさらに効果的に行えるためには、骨盤の歪みや上部頸椎の固さを解放をしておくことが望ましいといえます。
これらの解消法はまた別のブログでご紹介してまいります。

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