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院長の独り言「天使と悪魔③」

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院長の独り言「天使と悪魔③」

院長の独り言「天使と悪魔③」

2009/05/25

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行ってまいりました、「天使と悪魔」見てきましたよ。

昨日は息子の野球を応援し(2勝し全軟大会決勝進出決定!)、帰ってから夕方ご飯も早々に映画館へ行ってきました。

まず感じたのが推理サスペンスを映画化するのは難しいということでした。しかもあらかじめ原作が読まれて、犯人が解った上でいかに面白い映画にするかとなればそれはなかなか難しい・・・

原作では「天使と悪魔」が先に刊行され「ダヴィンチ・コード」が後になるのですが、映画の中では上映の順番通り、主人公であるハーバード大学宗教象徴学者ロバート・ラングドンは既にダヴィンチの絵画の中からキリストの秘密を暴き出そうとした神の冒涜者として、ヴァチカンからは冷遇されている設定から始まります。

また登場人物や設定にもいくつもの変更があります。原作の内容を2時間半のスクリーン上に収めるのは不可能なので、複雑な人物設定やストーリーを単純化する苦肉の策とも云えましょうか。

はっきり申しましょう!期待はずれでしたー!!

原作を超えているかという点においては、全く足元にも及ばない感じでした。

高度な現代科学の脅威や、神秘性や崇高な歴史が培うヴァチカンのカトリック教義など、ストーリーの背景にある細かい解説がわからないとサスペンスそのものが空虚な絵空事にしか見えず、原作の中で次々起こる波乱と息を呑む展開も、時間の関係でさらっと通過せざるを得なくなります。

まあこれらは全くの私感から述べられるものなので、感想は人それぞれあるでしょうが、私から云わせてもらえば、本だけ読んでた方がよっぽど面白い!

映画を見るなら原作とどこを違えているのか確認することの楽しみ位でしょうか。

「ダヴィンチ・コード」が原作と脚本がほとんど変わらなかったことを受け、今回は結構な脚本の変更をして来ました。どうも商業主義の一発儲けたろ精神が見え隠れしてしょうがありません。

原作以上の映画を本気でつくるなら、「レッドクリフ」のようにパート1と2に分けて撮るくらいのことをしないと物足りなくなるのは致し方ないでしょう。 

それでも、ヴァチカンの神聖で侵さざるべきその立場に立った幕切れは、あの原作をもってローマに撮影を許可させた制作者サイドの工夫と苦悩が垣間見え、そこは原作にないみごとな演出だった云えるかもしれませんが・・・

もし読まないで見たとすれば、ん~展開はよく解らないけれど最後の結末には驚いたな!くらいでしょうか?

予算はかけてるでしょうからそれなりの迫力はありましたが・・・でも私からは敢えて「駄作」と云わせて頂きましょう!以上!

 

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