院長の独り言(決死のアスレチック!)
2009/07/28
昨日富士登山を終え来院した患者さん(20代女性)のお話し。
7月25日(土)26日(日)一泊二日での富士登山でした。
仙台朝7時発のバスに乗り込み途中昼食や休憩をはさみながら、富士五合目までバスで一気に登ります。到着は午後4時過ぎで、1時間ほど休憩&準備の後8合目目指して登り始めます。
ところがこの日の富士山は大荒れの天気でした。強風と強い雨が降る中、山道を静々と登って行きますが悪天候と渋滞(かなりの大人数)のためなかなか進みません。
7合目に入ると「軍手か手袋をして下さい」の声。ここからは岩場で石がゴロゴロ、手足を使って登り始めます。ここからが決死の登頂の始まりです。
富士登頂の特徴はその風にあります。全くさえぎるものがない富士山は突風が吹き続けます。怖いのはその突風が突然止んだ時・・・それまで踏ん張っていた体勢が突如バランスをくずしてしまいます。そこが怖い!
エベレストや世界級の山々を制覇しようという登山家の中には、このような高山特有の風対策を講じるため富士登山で訓練する人も多いんだとか。外人さんも多かったようです。
5合目を登り始まった時から吹き荒れる雨風は、7合目に入ってからも更に厳しさを増し、寒さと暗さも相まってかなり厳しい状況になって来ました。
いずれ雨を想定していなかったらしくカッパもペロペロなものでリュックカバーもないので中に雨がしみてしまいます。
強風に飛ばされないよう雨にさらされた岩にしがみつき恐怖に涙を滲ませながら「死にたくないよ~」・・・8合目の山小屋へ向かい、必死に前へと進むしかありませんでした。
まさに決死のアスレチック状態です!
通常の1,5倍の時間を要しようやく8合目の山小屋に到着。着替えて夕飯を食べ寝袋にくるまって3時間ほどの仮眠をとりますが、台風のような風雨が建物を激しく叩き、なかなか睡眠も思うようにとれませんでした・・・
うとうとしていると深夜、ガイドさんの方から登頂中止の発表があり、そのまま朝の5時まで睡眠をとって下さいとのこと・・・深い安堵の思いと極度の疲労が深~い睡眠へと誘います・・・
朝5時に目覚めると、何と外は嘘のように晴れわたって見晴らしも最高です!山頂への挑戦は断たれたけれども自然の驚異から開放され眼前に広がる初めての景色を前に「来て良かったー!」・・・
山小屋の辺りで日の出を拝み、5合目まで降りるとバスに乗り込み一路仙台へ。途中お昼に温泉に入って昼食を食べ、夜予定より2時間早く仙台に午後7時頃到着し解散となりました。
申し訳ないけれど話を聞いて大笑い。必死な状況を想像すほどに可笑しくて・・・今となっては笑い話でもやはり準備にしすぎることはないですねとお話しをしました。
- 富士登山に必要な事柄 -
・アンダーシャツは吸水性と揮発性のよいものを(綿シャツではダメ!)
・山頂は天気が悪ければ0度くらいになるので防寒具を
・雨を想定し厚手のしっかりした雨具を
・リュックが雨で濡れないようリュックカバーを
・靴やウェアーは値段は高くとも登山専用のものを(風対策で胴や手・足首が縛れるもの、防寒+揮発性がよく岩場などで擦れても破けない丈夫なもの)
・携帯・デジカメは充電を確認して
・逆に暑いときも大変なので水分の確保
・暑さ・寒さ両方に対応する帽子(強風に耐えれるもの)
・杖は5合目で買ったほうがよい
・軍手よりもしっかりした手袋を
しかしカミナリの中のゴルフや嵐の中の富士登山など、ぎりぎりな体験ほど思い出深く心に刻まれようというもの。危ないから何もするなじゃ何も出来やしない。リスクのない達成などあるわけがありません。無茶はいけないけれど、私はチャレンジする人の方が好きだなあ・・・
いかがですか?富士登山!
山頂まで行くと「ここまでやれたんだから何でもやれる!」という気持ちになれるそうですよ!
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五輪整骨院
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