院長の独り言(原因は何?)
2010/03/03
人は痛みの原因が分からないと大きな不安に陥ります。
病院に行ってレントゲンを撮っても異常なし。次は血液検査、そしてMRIにPET・・・
どこかで診断が下り「ヘルニア」「変形性の関節症」「偏頭痛」「リュウマチ」など・・・
異常が見つかっても生命に係わらぬ問題なら、病名を云われるだけで我々は納得してしまいます。病名がつくことで「そうだったのか」とどこか安心するところがあります。
しかし痛みは続いても処方に従って薬や注射でやり過ごす・・・
人体における病気や痛みのメカニズムはとても複雑で、症状のみを捉えてそこにアプローチしても解決には困難が伴うと思われます。
症状に対する原因にきちんと向かい合うためにも、グローバルに全体の中から解決法を見出す必要があります。
施術者が原因を探り出し、患者さんが納得し施術が受け入れられると、身体は症状の軽減と同時に心の状態も変化していくように思います。
3年来の酷い偏頭痛を持つ高校1年生は、顎にも強い違和感を持っていました。視界の右にモザイクがかかると激しい頭痛が起こり、顎が1センチ程度しか開けられないほど歪んでいました。
彼は歯の矯正を数年続けていて、噛み合わせを始めからだの歪みが多くあったため、噛み合わせを足からバランスさせ、上部頚椎の歪みを丁寧に緩め調整していきました。
初回で顎の違和感を残し、首と頭はかなりすっきりしました。3回の施術で顎も開けるようになり、以降偏頭痛はきれいに治まっています。
3週に一度の来院で継続中ですが、以前より表情が柔らかくなりいろんなことを話してくれるようになりました。
頭痛と顎が治り「今はどこか症状ないの?」と聞くと「もしかしたらそれに慣れててあまり感じてないかも(笑)」と云います。
そうです、症状が長く続くとそれが当たり前になってしまいます。施術後に「楽です」と云ってくれるのは、気づかずに持ってた症状が取れて初めて分かる感覚だったりします。(彼はもっと良くなります・・本当の自分に出会えます!)
30代の女性は、背中の痛みで悩んでいました。病院では異常が分からず症状が長引いているため、本人は悪い方にばかり考え不安の毎日でした。
日中ならず夜な夜なしくしくと痛む背中・・・何とかして欲しいと来院された時の不安な表情から、悩んだ苦悶の日々が見て取れました。
問診と検査で脊柱由来の運動器疾患であることが分かり、説明のうえ胸椎10・11番に付加をかけると痛みが再現されました。「この動きで痛みが出るのは内臓の問題ではないからですよ」(筋骨格系の問題でも夜間の痛みは出ます・・このケースは厳密な内臓由来の夜間痛とは質が違いました)
初回で動きから来る症状はほぼ消退し、それ以来夜間のしくしくは全くなくなりました。癌をも考えた彼女は4~5回の施術で全ての症状が取れ芯から安心したようです。
そして間もなく、ある日「先生、最近家の中の大掃除をしたんです(喜)!」と云って下さいました。かなりの量の過去の思い出を精算したかのようにすっきりとしたお顔をされていました。
ちなみに我がスタッフが、先日全く同じような症状を訴え「先生、体見てもらえますか!」と・・・
問診と触診と筋力検査で「あっ、こりゃ尿管結石だよ。めちゃくちゃ痛かったろ」「はい(苦笑)」「発作3回位来た?」「そうですね、そう云えば3回位ありました。今は少し落ち着いてますけど」
尿管には狭くなっているところが3箇所あります。腎で出来た石はその3箇所を通る時がめちゃくちゃ痛い。「今、石は膀胱の手前まで来てるから、膀胱にさえ入れば痛みは取れるよ。後は勝手にオシッコで出るから大丈夫!」と、尿管をスパッとリコイル(治療です)!・・・1~2日で背中の激しい痛みは治まりました。
原因が分かれば我々は安心します。そしてその原因通りに施術をして症状が消退すると身体はもとより、精神的にも変化が見られます。
心身相関とは、心のアプローチも大切ですが、(原因に基づいた)身体のアプローチも大切だと云うことを意味します。
----------------------------------------------------------------------
五輪整骨院
住所 : 宮城県仙台市宮城野区五輪2丁目10−8
電話番号 : 022-762-6216
----------------------------------------------------------------------


