院長の独り言(メンテしましょ!)
2011/02/08
今日は臨床例を…
2日前に股関節を痛めた方が来院しました(初来院)。
エアロビのインストラクターをされている30代の女性です。レッスン後に痛み出し、その後も何度かレッスンを無理して行ったため、痛みで真っ直ぐたてません。(歩くのもきつそう!)
股関節の前面に痛みを訴えますが…(仰向けも痛みのため、膝を伸ばせない状態)
もし、問題が筋肉にあれば痛めた場所を伸ばそうとするはずです。(短縮痛です…憶えてますか?)
両股関節を曲げて(縮めてます)お尻が引けた感じでしか、立つことができません。
痛みのあるところを縮めて伸ばしたくないのであれば、腱の問題かもしれません。
仰向けで触診すると、大腿四頭筋の中の大腿直筋ではなく、恥骨筋の腱に強い圧痛がありました。(痛みのため膝を曲げないと仰向けが出来ない状態)
恥骨に付着する腱の部分で急激に伸ばされた問題と思われます。
腱と骨の付着部分の移行ゾーンは、きれいに骨と腱に分かれているわけでなく、両組織が混じりあった組織状態になっています。
急激に引き伸ばされると、腱の方に骨組織が移行します。(骨のトゲが出っ張り、ささくれだったような感じです)
そこを強圧することで、骨へ強制的にもどしてやります。
これで、膝を伸ばすことが出来るようになりました。(仰向けで股関節が伸ばせるようになりました!)
何故、恥骨筋に問題が起きたのか?周辺筋を調べると、腸骨筋に強い短縮がありました。これは慢性的短縮で、逆側にも少なからず見られたので「普段は立つと出っちりぎみじゃないですか?」と」聞くと「そうです」「うつ伏せで膝曲げるとお尻浮いちゃいますよね?(笑)」「その通りです(笑)」…
これで分かりました。
患部側の腸骨筋をカウンターストレインで90秒緩めたのち、腸骨筋を押さえたまま、曲げた膝をゆっくり伸ばしストレッチ…
「あれ、痛くない…脚も伸ばせる!」
これで立ってもらうと、股関節は正常になり、いわゆる出っちりの本来の姿勢になりました。
もう1度、うつ伏せでPNFでもって左右の腸骨筋と大腿四頭筋を緩めて、座位で胸腰部を調整し…「はい立って下さい!」
姿勢も楽になってます。歩きもOK!
「ジャンプいけますか?」「大丈夫です!」
今回のケースは、股関節周りの諸筋肉のアンバランスが、左の恥骨筋に負担をかけたため、ちょっとした外力にもかかわらず、恥骨の腱の付着部に部分断裂を引き起こしたものでした。
ハムスト(もも裏)あたりにも、索状の筋膜の引きつりがあったので、かなり慢性的な筋疲労をそのままほっておいたようです。
明日は休んでもらい、全身のバランスを整える治療をやれば、間もなくエアロビのレッスンも再開できるでしょう。
競技を経験された方や、エアロビのインストラクターなど、長くやっておられる方に、多くみられる症例でです。
身体を酷使している方!…日頃のメンテナンスは必須ですよっ!
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五輪整骨院
住所 : 宮城県仙台市宮城野区五輪2丁目10−8
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