院長の独り言(「内臓」は原因治療に欠かせない!)
2011/07/20
東洋医学には、「五臓六腑」と云った言葉があります。
「三焦経」を含めれば「六臓六腑」になり、臓は「肝」「心」「脾」「肺」「腎」であり、これらは実の詰まった臓器、いわゆる実質器官となります。
それに対し「腑」とは、袋状の器官で「大腸」「胃」「小腸」「膀胱」「胆のう」に「心包経」を含め六腑になります。
陰陽の概念でいえば、四つんばいで太陽の日が当る「腑」は陽、日の当らない「臓」は陰に分けられます。
症状の出やすい背中を始め、腕の外側や脚の後面は、「腑」(陽)の問題が引き起こす「実証」であります。
「実証」とは、気が溢れて流れていない状態です。
それに対し臓(陰)の「虚証」は、気が滞って流れていない状態です。
また、「実証」は症状の出方として「痛み・つっぱり感」として現れます。
「虚証」の症状は、「だるさ・違和感」として現れます。(表面には現れにくい、隠れた問題となることが多い!)
まとめると、一般に患者さんが訴える「痛み・つっぱり感」は「腑」の問題で起こる「実証」でありことが多いことになります。
その裏に潜む問題「だるさ・違和感」を、東洋医学では「臓」の問題で起こる「虚証」として認識をします。
治療は「実は寫す」「虚は補す」としています。
経絡(気)は、筋膜(Fascia)の中を流れています。触診で感じるのは「実証」はトリガーポイントのような筋硬結、「虚証」は窪んで弱い感じのポイントとして捉えられます。
鍼灸治療であれば、固く実していいるところは、金属の鍼を刺して冷やし、弱く虚しているところは、灸をして温めます。
基本的には、ライン上の「虚・実」でもこのように行います。
全身の経絡は「肺・大腸・胃・脾・心・小腸・膀胱・腎・心包・三焦・胆・肝」の順に流れています。
さて、何経を流して全身の気のバランスをとろうかと考えた場合、気の滞った虚証を流すことで、実証が流れるようにする方がいい結果で出るようです。
となれば、実証(腑)に多い腰や背の痛みやつっぱりも、事前に虚である臓の問題を取るのは必須となります。(順番としては、内臓を処理し、残った実証の腰の緊張であるトリガーポイントを点で刺激し、詰まった気を流す)
重力バランス的にも、「腰痛はお腹で取れ」の言葉通り、前の問題(臓器)を取りきらなければ、後ろの腰に対する負担は残ってしまいます。
臓器は、事故や転倒でも膜の制限をつくります。暴飲暴食でも同じです。姿勢が悪くても臓器は不全を起こします。
お腹の問題(内臓)を改善しておくことは、経絡的にも、抗重力バランス的にも、原因治療としては欠かせない部分と考えます。
但し、内臓問題は栄養が非常に大切です。
そう、食べ物次第で、内臓を始め血管の状態を健全に保つことが出来ます。
命にかかわる病気は、内臓もしくは血管の問題が病気のほとんどを占めているわけです。
いずれ栄養に関しては、詳しく綴っておきたいと思っています。
P,S
17日(日)は夏の高校野球県大会、息子の応援に行って来ました。結果は3対2!気温34度の炎天下、わずか1点差で辛くも勝利することが出来ました。
次はベスト8をかけて戦います。2年坊主、背番号13番、次回の出番はあるか・・・!!?
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