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院長の独り言「寝違い!②」

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院長の独り言「寝違い!②」

院長の独り言「寝違い!②」

2009/04/08

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人間の身体には無数の固有受容器と呼ばれるセンサーがあちこちに存在します。

主に関節包や靭帯・腱などに多く存在し、重力に対して反応する、または安静時の緊張状態を常に把握しその情報を脳に送っています。

脳は常に、どの部分の靭帯が伸びていてどこの腱が縮んでいるのか、全てを把握しています。脳はそれらを元に戻すべく重力下でバランスを取り直したり、寝ていれば寝返りを打つことで開放しています。脳と身体とのフィードバック機構が働いている状態です。

これらの動作はほとんど無意識の中で行われています。

これらのセンサーを運動感覚受容器(筋紡錘・ゴルジ腱器官)と呼び、深層にある小さな筋肉や関節包・靭帯・腱に多く存在します。(特に顎関節や仙腸関節、また各脊柱移行椎(/,/,/,/)に多い。もちろん足にも。=これらは施術における重要ポイントでもあります)

もうひとつ、生体メカニズムの中で重要なのが、神経筋接合部での筋肉収縮反応があります。

神経は脳から効果器(筋肉や内臓など)へシグナルを送りますが、一本の神経細胞でずっと繋がっている訳ではなく、何ヶ所かは途切れており神経伝達物質にてシグナルは伝えられます。これらの場所は「シナプス」と呼ばれます。

神経内は電気信号により瞬時に伝わり、シナプスにおいては前神経細胞から化学物質の放出と後神経細胞での吸収により伝わります。

最終的に神経から筋肉へと、神経筋接合部において興奮性シナプス後電位を発生させるのには「アセチルコリン」という物質が必要になります。アセチルコリンの一定の量が放出されれば筋肉は収縮という形で反応をします。

この時、速い電気伝達に対しアセチルコリンによる遅い伝達が生じています(これは正常な反応です)。筋疲労を起こし乳酸が溜まるとわずかなアセチルコリンの分泌で筋肉が速く収縮してしまいます。これを「シナプス遅延性の速まり」と云います(これが異常反応です)

(スポーツPNFの筋整合法は、アセチルコリンを受け取る側の筋膜を調整し、神経整合法は伝達物質の放出に関与することで、スムーズで調和の取れた身体運動を取り戻し急性・慢性・強度の痛みに対応します。ちなみに関節整合法というのもあります・・・)

「固有受容器」の働きと神経筋接合部での「シナプス遅延性」現象が、ギックリ腰や寝違いまたは筋痙攣などの神経生理学的な説明に必要なメカニズムになるのですが・・・

一応これらのことをちょっとだけ頭に入れてもらって、これらを踏まえながら明日は解りやすく「寝違い」について述べます。(小難しいことはこれまでにして明日はすっきり説明します!)

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