院長の独り言(「腰に歴史あり!」)
2009/07/01
ギックリ腰も一様ではありません。人様々です。
昨日ギックリで来院された方は、身体が大きく左に傾き前に腰を屈めて歩くのも大変そうでした。
今回の治療は仰向けでPNFの関節整合法から入りました。骨軸圧を加えることで骨にピエゾ電流が発生し周辺筋組織の弛緩を狙います。
それからカウンターストレインで最も楽な姿位を90秒とりゆっくり戻します。(両膝を持ち上げ腹部大腰筋を減圧します)
股関節を緩め(ここがすごく大事!)、内臓マニプレーションを行ってリンパの流れを促進します。ここまでくれば大分楽になりうつ伏せになれます。
腹臥位にて胸腰部とソケイ部をさらにPNFで弛緩させます。この手技までもってこれれば安心です。
腰仙部を間接法で戻し、もう一度仰向けでハムストの筋膜をリリースしてさらにオステオパシーによるL5番とSIJをリリースして腸間膜根をリリースします。
腹部タッピングでもう一度腹部の減圧、後頭骨の減圧と呼吸を利用した脳脊髄液のポンピングまで、これでおよそ20分です。
ここまでで本人の感覚ではほぼ痛みが取れています。一度立って確認しようとした瞬間「痛っ!」・・・重力がかかった瞬間再び痛みが走りました。
このまま楽になって次の段階に移れる人と、このように重力下で対応できない状態とがあります。
すぐ重力治療に入ります。立位の問題(距骨で調整)から始まり、股関節・右腸骨・座位バランスの問題を筋力検査の指標にしたがって各支持骨をドロップ調整し、最後に左大腰筋と腰方形筋の弱化を立位バランスで(ここでは第3中足骨と第5足指末節骨にて)の調整。
これで全く痛みが取れました。身体も真っ直ぐ、不思議です。全て筋力検査のYES/NOにしたがって進めるだけで、ポイントが次々と導き出されます。
しかし、筋力検査で2日もたないと出たので翌日も予約を入れてもらいました。
今朝までは良かったものの、昼頃から重い感じがしたとのことでした。今日診るとまた少し身体が左に傾いています。
今日は昨日より一歩進んだ治療に入れました。アイソメトリックを使い患者さん自身にも筋力を出してもらいながらどんどん関節を緩めていけます。
今日も内臓中心にリンパの排液と腰椎5番の可動性をつけ、最後に右小殿筋のトリガーポイントだけが残りました。(オステでいうところのHTPです)
これをリリースして終了。痛みと不安感が全く消えました。
こんな風にして、ギックリ腰と格闘します。患者さんにとっての治療は全く痛むことなく進みますが、こちらはいろんな状況に応じたテクニックを可能性の中でシュミレーションし、頭の中はまさに格闘状態なのです。
内臓の圧が高まり、仙腸部が前から圧迫を受けるとギックリ腰になります。この方も最近胃腸の調子が悪く、検査ではとくに下行結腸からS状にかけて機能障害があり、股関節の問題を引き起こしていました。
2日前に草取りを長い時間行い受傷しました。でも原因は内臓です。きっかけはクシャミでも雑誌を拾おうとしてでも何でもありえます。たまたま草取りがきっかけでしたが、原因の多くは内臓です。
それが最終的に小殿筋にTPを発生させていたようです。始めは小殿筋に指標は出ていませんんでしたが、他の要因を取り続けてようやく解決の最終ポイントが絞り込めたようです。
後は、これらを踏まえた日常生活をしてもらえれば大丈夫です。原因さえ解れば患者さんも対応の仕方が解ります。
腰痛に歴史あり。腰の痛みも人それぞれです。
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五輪整骨院
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