院長の独り言(リリース「開放」しましょう!)
2009/11/02
昨日の日曜日はJOPAの「One Dayセミナー」が東京で行われ、「ブラッシュアップⅡ」として「膜の制限や関節の制限をリリース」する手技の復習会セミナーに参加して来ました。
アンワインディングと支点を使ってのリリース法やダイレクト(直接法)またはインダイレクト(間接法)による技法を使って、腕・腿・指関節・足・横隔膜・胸椎などのリリースを徹底的に繰り返します。
文章だけではよく分からないでしょうが、一見触れているだけのような手技ですが、その生体の中では組織が緩み、うごめき出し、そして静寂が始まり、次に新たな本来の組織運動が湧き起こって来ます。これがオステオパシー手技の特徴なんですが・・・ん~ますます分かりにくいかもしれません。
例えば、肝臓はたくさんの膜で吊られまたは膜で覆われてその中で自動運動(臓器は自らの動きをもちます)や可動運動(身体の動きに応じた形の変化や移動性)を行っています。
その肝臓が、転倒の衝撃や姿勢の不良や不摂生などで臓器不全を起こすと、あらぬ方向に捻られたり引っ張られたりして肝臓の機能が100%発揮できなくなってしまいます。
オステオパシー的に施術を行うとすれば、姿勢や動きの調整・神経システムの改善のための脊椎調整・動脈循環の改善などを考慮するのですが、ここで「組織のリリース」についての説明をしてみます。
それでは機能不全を起こした肝臓が、前方にそして右に傾きながら左に捻れてしまったとしましょう。
オステオパスはまず肝臓にアプローチするため静かに手を溶け込ますように患者さんの肝臓に(もちろん皮膚の上から)触れていきます。そして組織が行きやすい方向に誘導して行くのです。
組織が最も緩む位置に持っていくと表現してもいいでしょう。この時肝臓は当然手前に倒れ右に傾き左に捻って安定し組織はそこで最大限緩み始めます。
あらゆる方向から引っ張られてその位置にいたわけですから、引っ張られていた方向に臓器を誘導すれば緊張して引っ張っていた靭帯はそれぞれで緩んでしまうのです。(この時最も緩む位置に微調整できるかがカギになります)
さー引っ張られよじれていた肝臓はオステオパスの介入により楽な位置におかれると、次に突っ張っていた靭帯がどんどん緩んで行くため、今度は元々あった位置に戻り出し肝臓自体が自らもぞもぞ動き出そうとします。
その動きに追随(アンワインディング)していると、今度は静止点(スティルポイント)に入り動かなくなります。そこでさらに待っていると・・・いよいよ「リリース(開放)」が起こります!そして組織本来の力強い自動運動が再開します。
この工程は何度か繰り返します。
この技法は、脊柱や手足の関節、筋膜や内臓または頭蓋調整でも、全てのオステオパシー操作の根本手技になります。昨日は朝から晩まで延々この操作を繰り返し、感覚の刷り込みをして来ました。
今日は早速その感覚をさらに研ぎ澄ましてほとんどの患者さんに行いました。リリース感はもちろん患者さんにも感じられますのでとても有効です。
今日は足首の不調から全身の調子が悪くなっていた患者さんに、足首のリリースを行い足首の痛みを取り、肩のアンワインディングと仙骨病変の調整で首と腰の緊張がかなり改善しました。
但しこればっかりやってると・・・時間がかかります(泣)!
オステオパシーは検査そく治療です。何でもそうですが兎にも角にも診断が大事!そして集中力が必要です。
ん~、やっぱり膜の治療は「実に面白い!」
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五輪整骨院
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