院長の独り言(メカニカルリンク②)
2010/07/27
脊柱を出て全身に枝分かれした抹消神経は、末端の細い神経になるまで、全て結合組織に包まれて全身に及びます。
この神経を包む結合組織の中に、神経に栄養を送る細~い動脈もあれば、神経の神経(超細~い)と呼ばれるものが存在したり・・・極々微細な組織で管理されいます。
神経は動脈と並行して走っています。動脈(慣れれば触診は容易)を頼りに神経を探りだし、神経自体の動きを蝕知してリリースするのが末梢神経マニピュレーションです。
これは神経を包む結合組織に作用して、神経に送る動脈や神経の神経が活性化し、そこから先の筋肉や内臓の機能が高まるテクニックです。
今回のメカニカルリンクは、動脈と迷走神経に対する施術法を行いました。
全身に及ぶ主要動脈のテンション(緊張)を全て検査していきます。
動脈も自律神経がまとわりついています。交感神経が高ぶる(精神的な緊張)と、動脈は硬くなります。
以前にも云ったように中胚葉由来の動脈は、身体の支持機能も受け持ちます。硬くなった動脈は身体を屈曲方向に固定します。
動脈に対するアプローチは自律神経にも作用し、身体バランスが調整されるだけでなく、その先に栄養を送る内蔵や筋肉にもよい結果を生みます。(姿勢が正常化すれば重力バランスで緊張した筋肉も開放されます)
また迷走神経に対するアプローチも、各神経叢(首や腹や骨盤内などの神経の集まり)に作用させるので、その先の臓器を中心に血流や神経インパルスの正常化をもたらします。
これら動脈や末梢神経や迷走神経に対するアプローチは、抑制バランステストを繰り返すことで、より原初の問題ひとつに絞って行きます。
互いにリンクし機能を補い合っている末梢神経や動脈や迷走神経に対するアプローチは、末端で最終的に機能する筋肉や臓器や骨組織にさえ影響を与えます。
人間は反射で機能しています。それを利用して、どのアプローチがどう作用するのかを理解した上で施術が出来れば理想と云えます。
メカニカルリンクで、骨格・内臓・動脈・神経などの新しい概念を学びました。これらは臨床的な考えに大きな変革をもたらしてくれました。
身体のマクロ的またミクロ的な診方も学べました。
これらを踏まえることで、施術もよりメカニカルに繊細に正確に行えるようにしたいと思っています。
治療を通して学べることに感謝し、いつまでもワクワクして仕事をしていきたいですね。
最近血圧に関する本を読みました。常に勉強しておかないと1年前の常識が今の非常識なんてことも頻繁に起こります。(痛みのメカニズムも同じです)
いずれ血圧に関する話題を書いてみます。脳卒中や心筋梗塞は脳や心臓の病気ではありません。血管の病気です。それらを知れば、アプローチの方法もまた変わってくるでしょう。
オステオパシーの大家である諸先生達でさえ、日々解剖書を手放さず生涯勉強をし続けました。
自惚れず謙虚に自らの信じた道を進むのが、治療家としての本望です。
----------------------------------------------------------------------
五輪整骨院
住所 : 宮城県仙台市宮城野区五輪2丁目10−8
電話番号 : 022-762-6216
----------------------------------------------------------------------


