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院長の独り言(腱のリリース!①)

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院長の独り言(腱のリリース!①)

院長の独り言(腱のリリース!①)

2010/08/31

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ある日、変な角度で重い物を持って左肩を負傷した私は、自己治療するでもなく、その痛みを引きずったまま1ヶ月が過ぎようとしていました。

肩を上げる動作でかなり鋭い痛みが走ります。

一度の外力で負傷し、ペインフルアーク(手を伸ばして外転挙上した際90度を過ぎた辺りで痛みが起こる)があり、安静時には痛みがないことから、腱板損傷だと自分では思っていました。(ほっとけば四十肩や五十肩になってしまいます)

しかし、メカニカルリンクの復習会で神戸に行った際、昔一緒だったPNFの仲間に「神経整合法」をしてもらったところ、痛みがおよそ半分以下になりました。

腱板に問題はあるものの、筋肉や神経の賦活をかければ痛みは軽減し治癒も速まる可能性を感じたのです。(安静にして治癒を待つのはあまりに消極的な戦略と云えます)

「腱板」は主に肩甲骨から深層を走る筋群が上腕骨に付着する腱の総称で、特に棘上筋の腱(肩が外転し始める時に働く)などは血流が乏しく損傷しやすく修復しにくい場所です。

プロ野球選手などでも、このペインフルアークにより陽性(500g程度の重りを持たせて検査)が出て棘上筋腱に痛みがある場合、1ヶ月~3ヶ月のノースロー(投球禁止)期間を設けます。(ノースロー期間を徹底することで、後の回復力や復活できる選手になれるかどうかの別れ道にもなります)

それほどに腱板損傷は慎重に扱わねばならない、デリケートな部分であります。

しかし当然腱板損傷に伴う、周辺筋や腱の過緊張や痛みの閾値低下などは、早期に治療すべきであり、それによる肩の運動痛の消退や可動域の回復の速さや、最終的には腱板への栄養供給にも効果があるはずです。

神戸の帰りに夜行バスの中で、もう一度関節周辺の機能解剖学を思い起こし、いかに関節を正常せしめるか思慮熟考いたしました。

そして思い至ったのが関節の形状からくる法則、凹凸の関係とその滑り運動。これらが正常に働けば腱板にかかる負担も軽くなれば関節の動きもスムーズになるはず・・・

そのためには筋肉の緊張するポイントやラインを消す必要がある・・・

しかし筋肉へのアプローチは自分でやってみても大きな効果はないし、すぐに緊張状態に戻ってしまう・・・(自分で自分の肩にPNFは出来ないし・・・)

腱か・・・

腱がリリース出来ればその先の筋肉は緩むだろう・・・

そこで揺られるバスの車中、天井灯も消えた暗闇で、人知れず私は自らの肩周りの腱を、静かに静かにリリースし始めたのでした・・・

                 ~   続く   ~

 

 

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