院長の独り言(腱のリリース!②)
2010/09/02
関節には様々な形状がありますが、大概は凹と凸の関係になっています。
分かりやすい膝の関節で説明すれば・・・
ちょうど手足の指や膝の関節のように、曲げ伸ばしのみ行われる一軸性の構造を「蝶番関節(ちょうばんかんせつ)」と云います。・・・「蝶番」これで(ちょうつがい)と読みますが、ものごとをつなぎとめるもの、または関節そのものを意味します。
「肩」や「股関節」のようなあらゆる方向に動かせる丸い形状の関節は「球関節」。「鎖骨」や「親指」のように馬の鞍状に重なる関節もあり、これも「鞍関節」と呼ばれ可動範囲の自由度は高くなります。
話しを戻して「蝶番関節」は凹凸の関節面になっています。関節面は軟骨で覆われきれいな曲線を描き、膝も指も体に近いほうが凸面で末端側が凹面です。
膝の大腿側の凸面に対し下腿側の凹面が曲げられる時、支点は凸面側の曲面半径の中心が関節運動の支点になります。
この支点が移動してはいけません!支点が一定しているからこその安定です。
ここを中心に下腿の凹面側は関節面を滑りながら移動して関節を動かしています。(この時下腿の運動方向と滑る方向は同じです)
下腿に対し大腿が動く時は、支点は変わらず下腿の凹面上を大腿の凸面が滑りながら動きますが、この時の滑り運動は大腿が動く方向とは逆になります。(図がないと分かりづらいかもしれませんがついて来て下さい)
この関節内で起こっている「滑り運動」がスムーズであることが痛みなく、快適に動ける条件になります。
この関節運動を起こしているのが筋肉で、関節を固定しているのが靭帯になります。
(無重力下において)膝を曲げるのにはハムスト筋群(もも裏の筋肉)が縮み、大腿四頭筋は伸びる必要があります。逆に膝を伸ばす時は大腿四頭筋が縮みハムストが伸びます。
この他にも膝関節にはたくさんの筋肉がいろんなベクトルを持ちながら付着しています。これら筋群がきれいに調和されて伸び縮みすることで、正常な関節運動が営まれます。
もし、ある筋線維がキュッと緊張して、曲げ伸ばしする関節に別のベクトルに僅かにでも引っ張られてしまえば、それは関節機能障害と呼ばる関節痛の始まるきっかけになってしまうのです。
あるべき支点のもと、スムーズに動いていた関節に別のベクトルが加わると、その影響である筋肉に負荷がかかる・・・もしくは靭帯に緊張が起こる・・・(支点のズレが生じることによります)
これらが関節痛の原因なのです。
一旦ずれた支点は、筋緊張が改善しない限り元にはなかなか戻りません。もちろんレントゲンにも写らなければ筋力で判定できるものでもありません。
~ 前置きが長くなりながらも・・・続く ~
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五輪整骨院
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