院長の独り言(「インナーマッスル」⑦完)
2010/10/12
連休はいかがお過ごしでしたか?
私は日曜日はセミナーにテニス、月曜日は家の外から中から大がかりな片付け作業を行い、心身ともにリフレッシュして今日を迎えています。
さて今日はインナーマッスルの最終回、治療とケアーに関して綴ってまいりましょう。
まずは治療!
ゼロポジションの位置に上腕をセットします。肩が外転100度位で僅かに前方にある感じでしょうか。
その位置で肘を曲げ、上腕の長軸上に内旋してみます。(これは施術者が行います)
ゼロポジションなので、インナーマッスルは一様に引き伸ばされます。正常ならどのインナーマッスルにも同じ張力がかかるはずです。
この時どこかのインナーマッスルに制限を感じられたら、そのラインに対して肩の角度を僅かに変えて穏やかな牽引をかけます。(この時腱圧治療が加わるとさらに効果的です!)
リリース感(スーっと緩む感覚)が得られるのに、5~6秒から1分くらいかかるでしょうか。
制限はひとつひとつ丁寧にリリースしていきます。同じように外旋した状態でもやってみて下さい。(施術はひたすら穏やかな圧で行います!)
今度は肘を伸ばして同じことをやってみます。
この場合は、肩の関節窩に対し球状の骨頭は中央の一点を中心に内外旋しますので、問題があればそれぞれ可動域一杯のところで再び筋線維の制限を感じます。
肘を伸展した時は、アウターマッスルの制限も表出してきますので、同じように角度を変えることで、狙った筋線維を静かにリリースさせていきます。(この時手首の角度を変えて長いラインで膜の調整をすることも出来ます)
肩関節の中央の一点さえずらさなければ、いろんな角度で筋線維の制限を検査しながら、多くの筋線維の制限を調整することが出来ます。
これらは全く無理のない調整法であり、細かな筋線維まで穏やかにリリースさせることが出来ます。
先にインナーマッスルを調整し、それからアウターマッスルを長い筋膜を通してリリースさせることで、投球フォームにおけるような激しい筋収縮に対する調整が可能になります。
またこれらの施術は40肩や50肩の治療にも効果的です。(若干変法を用います)
ケアーとしては、肩より高く挙げた肘を壁に押し付けてリズミカルに伸ばしてください。
この際、前腕を外に開いた状態(肩の外旋)や閉じた状態(肩の内旋)でやると、より一層インナーマッスルを柔軟に出来ます。
アウターマッスルに関しては、以前書いたような初動負荷をイメージして筋トレに励んで下さい。
今回は、施術者や指導者向けで少し専門的になり過ぎたかもしれませんが、フォームの矯正やスポーツ障害で生じた痛みの治療というものは、繊細な感覚や精密な知識が必要です。
いずれ全身の構造的バランスや筋バランスも治療の中には含まれます。
「肩周り」「股関節周り」は、運動選手だけでなく一般の治療でも非常に重要視する大事な場所です。首の問題や腰の問題もこれらの調整で大きく変化します。
インナーマッスルを通して肩のことや投球動作など検証してきました。
がむしゃらに練習するだけではだめです。最高のパフォーマンスを得るためには、食事による栄養バランスももちろん、機能的な身体操作を取り入れながら、普段の身体ケアも必須だと思われます。
~ 終わり ~
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五輪整骨院
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