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 院長の独り言(「ロスト・シンボル」!)

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 院長の独り言(「ロスト・シンボル」!)

 院長の独り言(「ロスト・シンボル」!)

2012/04/05

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最近、ダン,ブラウン著「ロスト・シンボル(上・下)」を読みました。
内容を少し紹介しましょう。
最新物理学である量子論を踏まえ、主人公の宗教象徴学者ラングドン教授が事件に巻き込まれながらも、多くの謎が解き明かされつつ展開する推理小説です。
場所はアメリカ合衆国の首都、ワシントンD,C。
ここは、連邦議事堂やスミソニアン博物館そしてワシントン記念塔など、他を圧倒する建築物で溢れた、合衆国建国の色合いを強く主張するメトロポリタンであります。
これら建造物には、建国の歴史に秘められた多くの象徴的シンボルが散見されます。
背景に描かれる、「フリーメイソン」の存在と秘儀にまつわる描写には、キリスト教を始めとする古代宗教の「生け贄」崇拝の理解し難い習慣の名残りがみられます。
「フリーメイソン」という実存する集団には、歴代の大統領や財界の大物がそのメンバーであるといわれます。
小説の中では、神と等しい絶大な能力を得ようと「失われたシンボル」を求めて多くの命が狙われます。
前作の「天使と悪魔」同様、最新物理学に絡めて宗教を科学的見地から切り崩そうといった試みが見られます。
しかし、今回の意識と量子力学の追求をフリーメイソンとの秘儀に絡めるのには少々強引さがあるかなあと感想を持ちました。
「ダヴィンチ・コード」「天使と悪魔」に続き、今回映画化が決定された「ロスト・シンボル」順に読まれると、面白いと思います。
内容的には前2作には及ばないものの、CIAの最新機器による追跡劇や、ワシントンD,Cの荘厳な建築物の様相は、映画の中で充分楽しめるものと思われます。
何故大統領就任式では、聖書に手を置いて宣誓をするのか等など、アメリカの歴史を理解するのに、スリルを持って楽しく読める一冊ではないでしょうか。
,S さんざんキリスト教義をバッサリ切リ捨ててきたダン・ブラウンが、再び偉大な「聖書」に回帰するという一旦敵に回した相手に、手を摺り合わせるような展開。
アメリカって、偉大な「神」には背くことが出来ない、ヨーロッパ以上に信仰的で、好奇心旺盛な民族なんだなと思います。
「原点回帰アメリカンヒストリー的ヒューマン推理小説」と解しました。

 

 

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