院長の独り言(♪ボブ・サップの入場です!④)
2009/10/03
そもそも正と負の揺らぎが重なって「無」から「有」を生み出した世の始まり「ビッグバン」が137億年前に起こった時、それこそ「無」という闇に生まれたのが「光」でした。
聖書の創世記は・・・神は天と地を創造されました。地は混沌であり闇が深淵の面にあり神の霊が水面を動いていました。神は云われました。「光あれ」・・・で始まります。
古代エジプトの太陽神への信仰に留まらず、古代から「光」は「太陽」を崇めることで、宗教的意味合いも含め崇拝の対象であったことは間違いありません。
昼間明るい内に猟をし、夜は火を灯して身を守り、太古の昔より人は「光」の恩恵を余すことなく享受してきました。
世界三大宗教にも影響を及ぼしたと云われる一神教「ゾロアスター教」も「善と悪の二元論」を展開し、光の象徴として「火」を尊びました。
(ニーチェが書いた「ツァラトゥストラはかく語りき」のツァラトゥストラは ゾロアスター教の始祖ザラスシュトラのドイツ語読みで、1800年後期にゾロアスター教義を通して書かれた思想書物でした。シュトラウスが交響曲として同タイトルで作曲をし、この曲はエルヴィス・プレスリーのオープニングや近年ではボブ・サップの登場曲、映画「2001年宇宙の旅」のオープニング曲、そして以前から母校のPL学園では野球の応援歌にも使われています!)
中国思想でも陰陽論(二元論と異なり陰陽を善悪でくくらず自然界におけるひとつの要素でありその調和を説いた)で森羅万象を現しましたし、1世紀以降の「グノーシス主義」の中に物質と霊と(光と闇)の二元的対立による世界観がありました。
(私が興味を持った「タロットカード」にもグノーシス主義の影響による、「天国と地獄」「善と悪」「光と闇」「最後の審判」「魔術」などの絵柄が大アルカナカードに描かれています)
歴史は「光」とともにあったと云えます。
「光」は宗教的な信仰の対象として崇められ、それに対し「闇」を強調することで、「光」を更なる高みへと昇華して行きました。
それが「悪魔」の存在意義であったり、中世ヨーロッパで行われた「魔女狩り」にまで暴走してしまう事態となったようです。
しかし、徐々にガリレオやデカルトやニュートンらの当時の書物が、大衆の意識を前近代的なものからの脱却へと導きます。
そして17世紀「ルネッサンス」期には、レンズによる顕微鏡を始め、幾何光学が発達し、19世紀「産業革命」期になると波動光学へと発展して行きます。
「光」は時代とともに神聖なる対象物から、その実態解明へと突き進んで行きます。
~ 続く ~
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