院長の独り言(頸部のマッケンジー・・・I 終わり!)
2009/12/18
本日は頚椎について。
頚椎は7つの椎骨で構成されています。ここも前弯を形成しておりヘルニアや神経根症などを起こしやすい場所です。
ストレートネックや頚椎後弯症(KYPHOTIC NECK)は髄核を後方に押しやることで、疼痛や神経症の大きな原因のひとつになっています。
前にも云ったように、悪い姿勢パターンの一番の原因は胸腰移行部(腰の上の方もしくは背中の下の方)の後弯にあり、頚椎はその代償として後弯を余儀なくされます。
頚椎の典型的な不良姿勢をつくってみましょう。いい姿勢をとったら下を向くように首を垂れて下さい。そして顎だけ持ち上げれば頚椎部の悪い姿勢パターンが簡単に再現されます。(背中を丸めればよりスムーズに完成します)
本来の前弯した頚椎はこのようにしていとも簡単に後弯状況を作り出せます。この状態が長く続けば・・・頸部痛や神経痛の出来上がりです。
姿勢の悪い人に「上を向いて下さい」と云うと、顎だけ突き出します。これでは自分の頭の上にある天井さえ見ることは出来ません。
姿勢にいい人に「上を向いて下さい」と云うと、一旦顎引き下から順に反らしていき、ムチの如くしなって大きく首を反らし後ろの壁さえ見えてしまうでしょう。これが頚椎本来の伸展動作です。
瓦状に並んだ頚椎が下から順に動いてこそ首の伸展動作になる訳で、悪い姿勢では首は屈曲(前に傾いたまま)し、頭だけ上に伸展しているだけになっているのです。
1997年「WFCカイロプラクティック世界大会」の最終日、前日からジェイコブD,Cはマッケンジーエクササイズの理論と腰部に関する講義が少しと、後は(さして面白くもない)ジョークを織り交ぜながら四方山話しが続きました。
テーマは「頚椎」。はやく頚椎に対するマッケンジー法を見たい受講者の不満は募るばかり・・・そして終了間近・・・
デモンストレーションで仰向けになった女性(酷い肩こり症)を、ベットの端から両肩が出るまで上に移動させ・・・ジェイコブD,Cはその頭を支え顎に手をかけたかと思った瞬間・・・
彼女の頭を床が見えるかと思うくらい後ろにそっくり返しました!・・・場内はどよめきました(そこまで伸展させるのかっ!!)。
そしてその頭をその状態で更に左右に振ったのです!・・・(思わず驚愕の声が「え~っ!!!」)
ところがジェイコブはすました顔で、いったん頭を元に戻しその女性に問いかけます「How do you feel?」そして通訳者が「どんな気分ですか?」・・・その女性は「とっても気持ちいいです!」再び通訳者は「Feel so good!」・・・「Ok That`s great!」・・・
一同唖然・・・で講義は終了!騒然としたまま開場はお開きとなりました。
メカニズムが分かり、臨床を積んでいけばごく当たり前の光景だったのでしょうが、当時は全員が度肝を抜かれるような状況だったように記憶しています。
治療では上記ような施術になりますが(もちろん適応があるか鑑別診断します)、自分で行うエクササイズとしては、写真のように手で顎を後ろに押し(顔を垂直のまま後方に押す=後縮と云う)、次にその顎を真上に押し上げて首を伸展させます。・・・(前回忘年会の写真で載せられなかったK先生が今回はモデルに・・・光のページェント前で撮った写真、酔ったK先生は全て変顔で写っていたため掲載出来ず・・・これも笑えました!)
意識として、下の椎骨から順に伸展させるイメージで行って下さい。慣れれば、手を添えなくても大丈夫です。顎を引いてから上を向く・・・それでOKです!
頚椎の場合も腰椎の時と、禁忌や注意事項は同じです。本来は治療で筋や関節のズレを整えてから行うのが理想です。
これで、頸部のマッケンジーエクササイズもご理解いただけたでしょうか?肩を上げて~ストンと降ろす!これとセットでやれば、肩こりなどに効果的です。
マッケンジーエクササイズのメカニズムを知ることで、良い姿勢に対するイメージも湧いてきたのではないでしょうか。
疑問・質問のある方はメールを送ってくださいね。それでは・・・
~ END ~
----------------------------------------------------------------------
五輪整骨院
住所 : 宮城県仙台市宮城野区五輪2丁目10−8
電話番号 : 022-762-6216
----------------------------------------------------------------------


