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院長の独り言(「亜脱臼」の検査は?⑤)

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院長の独り言(「亜脱臼」の検査は?⑤)

院長の独り言(「亜脱臼」の検査は?⑤)

2010/11/16

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「亜脱臼」の検査診断法について。

患者さんが「手を着いて倒れた際、肩を捻って痛めました。その時、肩が外れたような気がします。」と訴えた場合、脱臼があったかどうか、どのように検査していけばよいでしょうか?

そもそも「肩の脱臼」は、青年期以降に生じる外傷で、幼少期には肩関節そのものがまだ柔らかいため、脱臼はせずに捻挫で済むし、高齢になれば同じ外力だと骨折を起こしがちになります。

脱臼したままであれば、視診ですぐ分かります。

弾発性に固定され、外れている分だけ上肢が仮性延長します。服を脱げば、明らかな肩の左右差と、脇の下に外れた骨頭(正常では触れられません)を触知することも出来ます。

さて亜脱臼で関節が元に戻っている場合の検査法を説明します。

「オドナヒュー手技」捻挫(靭帯損傷)や挫傷(筋肉損傷)を見分ける検査手技ですが、もちろんこれは肩以外にも、外傷において有効な検査法となります。

痛めた関節周辺の筋肉に負荷をかけ(軽い力の筋力検査)、検査した筋肉に痛みが再現されるようであれば、そこの筋肉に「挫傷」が認められます。

関節の靭帯を伸ばすように、関節に対し術者が負荷をかけ、関節及び靭帯に痛みの再現が認められれば、靭帯損傷つまり「捻挫」として診断出来ます。

この辺は柔道整復師(接骨)の先生なら、当然の技法として日常行われていることです。

肩の亜脱臼であれば、これらの技法と不安定検査肩の挙上、外転、外旋でもって肩の不安感や痛みなどを確認をします

しかし、これでは100点満点で30点の回答。及第点はもらえません(局所の腫れや圧痛、骨折との鑑別などの回答も加点はされません)

もっと簡単に、患者さんの負担を極力なくして「亜脱臼」を簡単に見分ける方法があります。

解剖学と脱臼の発生起点を考えましょう。 ~ 続く ~

 

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