院長の独り言(メタボリック!…②)
2011/02/16
「メタボリックシンドローム」が発表されてから、多くの人が「肥満症」に対し強い関心を持つようになりました。
それはいいことなのですが、どうも「メタボリックシンドローム」のイメージとして、腹周り85cmで異常(男性)とされることのみが先行していしまい、その本質がよく理解されていないような気がします。
私も大いに疑問を持ちました。何故腹回りだけで診断基準とされてしまうのか?女性は何故90cmでいいのか?
そもそも何をわざわざ病院で診断を仰いで、「メタボ」なんて呼ばれなきゃなんないのか?よけいなお世話だ!…なんて、思いませんでした?
そんなんにお金使って国家予算の無駄遣いじゃないのか?
私はそう思いました…
でも施術の中で、明らかにメタボ系の人に「糖尿」「高血圧」「脂質異常」の人が多いし、整形外科疾患(腰痛・膝痛・神経痛)をもつ人が圧倒的に多いのです。
そこで徹底的に「メタボ」を研究してみました。
いろいろと文献を読みあさりました。そして自分の身体でもって、実験もしてみました。
まず、腹回り85cm…非常に理にかなった診断基準だと分かりました。何故女性は90cmなの?…それでいいんです。
前にも云ったように、皮下脂肪と内臓脂肪の違いがまずあります。
男性は内臓脂肪が溜まりやすく、女性は皮下脂肪が溜まりやすい。
内臓脂肪は付きやすく落ちやすい。皮下脂肪は付くとなかなか落ちません。
狩に出かけ、何日も獲物にありつけない場合もある男性にとって、蓄えた栄養を脂肪に変えて蓄え、いざとなればいざとなればエネルギーに活用出来る。そんな機能があれば便利…そう、それが「内臓脂肪」です。
出産が近づくほどに、女性は「皮下脂肪」を必要とします。一世一代の出産の準備や授乳などの莫大なエネルギーを発揮する準備にとりかかるわけです。
長い年月をかけて、男女の性差はこのようなシステムを生み出しました。
しかし飽食の現代、体力ばかり温存した生温い生活において、余分な脂肪でだぶついたお腹周りがもたらす影響は、それはただただ身体を蝕む、恐ろしくも憎らしい「アディポサイトカイン」と云う名の身体活性物質の放出…
これこそが現代の生活習慣病をもたらす、最大の原因物質でした。
但し、脂肪細胞が分泌する活性物質には善玉もあります。
ただ、男性に多い「内臓脂肪」からはまったくもっていまいましい物質しか放たれないことが分かりました。
それは次回、詳しく…
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五輪整骨院
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