院長の独り言(やっぱいらない「内臓脂肪」!…④)
2011/02/22
脂肪を通して、メタボリックに関することを書いてみましたが…
脂肪は悪さをするだけでなく、病気を改善に導く活性物質も分泌します。
それが「アディポネクチン」!!(血中におびただしい量が放出されているみたいで…脂肪組織ってひとつの臓器そのものです!)
この物質は夢のようなタンパク物質で、多くの病気を改善させるように作用するのですが、内臓脂肪が増えると減少してしまいます。
そうです。「内臓脂肪100cm2」を越えると、この「アディポネクチン」の分泌はどんどん減りだし、基準値を下回ってしまいます。
この内臓脂肪100cm2という基準が、「メタボリックシンドローム」の境界線になるのです。
つまり、内臓脂肪がこの基準を超えだすと「アディポサイトカイン」(これは悪玉です)の放出が多くなり、脂質異常(中性脂肪増加・善玉コレレステロール低下)/高血糖/高血圧を引き起こしてしまいます。
そして内臓脂肪はこれらを含め「動脈硬化」を誘発します。
動脈が固くなるとどうなるでしょうか?
心筋梗塞や脳梗塞を発病させます。これらは心臓や脳の病気ではありません。血管の病気がたまたま心臓に起こったか脳に起こったかだけの違いなのです。
これら脳血管系の病気は死因の3分の1を占め、万が一助かったところで重篤な後遺症を残すことが多いのはご存知のところでしょう。
そしてこれらの病気を改善させようと働く「アディポネクチン」(こっちは善玉!)も…残念ながら、内臓脂肪の増加により分泌が減ってしまいます。
何故、男性の腹囲85cm女性の腹囲90cmが「メタボ」として、基準になったか…お分かりいただけましたか?
この腹囲の基準を越す人は「内臓脂肪100cm2以上」があるといってほぼ間違いありません。そして、腹囲+「脂質異常」or「高血糖」or「高血圧」のいずれか2つ以上あれば、初めて「メタボリックシンドローム」として診断されます。
もし腹囲だけで他の3つの異常がなければ、それは健康的な肥満症とされ、治療の必要はないということになります。
ただ3つの異常いずれかがあっても、逆に内臓脂肪さえ減らすことが出来れば、これらの病気を一網打尽に出来る可能性も高くなります。
内臓脂肪がなくて、これらの症状があるなら薬による加療が必要でしょう。
いかがでしょうか。生活習慣がもたらす内臓脂肪の蓄積から、多くの病気を引き起こしていたことがご理解できましたでしょうか。
後は「いかに内臓脂肪を減らすか」という問題になりますね。
これにも、コツはあります!
それはまた、次回に…
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五輪整骨院
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