院長の独り言(「ストレッチは有効か?…②」)
2015/02/10
「インナーマッスル」という言葉は20年以上前に、パフォーマンス概念のひとつとして知られてきました。
当時から関節を保護する重要な役割を持つものとして、重要視され始まっていました。
牛島投手をご存じでしょうか?
浪商高校のピッチャーで当時ドカベン香川とバッテリーを組み、甲子園でも大活躍をしました。
中日・ロッテで活躍し、引退後横浜ベイスターズで監督も務めました。
我々の年代で知らない人はいないでしょう。
彼が現役時代に肩を故障し、スポーツドクターのもとで診察を受けた際に、強化を指示されたのがこの「インナーマッスル」でした。
「インナーマッスル」は、全身の関節に存在します。
身体の奥にあって関節をまたぐ小さな関節です(現在は姿勢維持筋や抗重力筋として、体幹を支える筋肉と認知されることの方が多いですが、手足の指先以外の全ての関節にあります)。
それに対し、体表にある大きな筋肉で、ムキムキのボディービルダーが見せる迫力ある筋肉が「アウターマッスル」です。
これは関節をまたぐ、表面にある大きく長い筋肉です。
「アウタ-マッスル」は、身体を大きく動かす関節運動時に働きます。
その際、関節ははずれる状態に負荷がかかるのに対し、関節奥深くで短く保護する「インナーマッスル」が強調して働き、関節を引き寄せて安定させます。
当時、スポーツドクターは牛島投手に、これまで鍛えてきたアウターに対し、関節を安定させるためのインナーが弱まっているために肩の関節を痛めている…インナーを鍛えるように…そう言いました。
肩の「インナーマッスル」とは、棘上・棘下筋や小円筋や肩甲下筋で構成される「回旋筋群(ローテーターカフ)」のことです。
インナーマッスルを鍛えるには、普通の筋トレではアウターに負荷がかかってしまいます。
奥にあるこの短い筋群を鍛えるのには、輪ゴムをつないだゴム紐をゆっくり引っ張る程度のことでのみ、負荷をかけられるのです。
当時の牛島投手は、この理論に納得し「インナーマッスル」トレーニングに励みました。
私も以前はこのインナーマッスルトレーニングを推奨して、院内で行っていた時期がありました。
しかし現在、アウターに見合ったインナーの強化には疑問を持っています。
運動パフォーマンスにおいて、身体では「協調運動」による「連動」が重要になります。
個々の強化より、協調運動できるしなやか身体作りが大切です。
終動負荷による過度の「アウターマッスル」運動や、単に収縮を繰り返す「インナーマッスル」トレーニングに、私は意義を唱えたいと思っています。
その変わりに必要と考えるのが「初動負荷」でのトレーニング、もしくは「インナーマッスル」のストレッチです。(インナーマッスルのストレッチは治療になります…自己ストレッチ出来ないのがその特徴です)
これは、ケガの予防と運動パフォーマンスの向上に対しての提唱です。
次回は、なぜ「インナーマッスル」トレーニングで効果が出ないのか、終動負荷をかける「アウターマッスル」の過度の強化がなぜパフォーマンスを低下させるのかにフォーカスしてみます。
P,S 昨日、仕事終了時に書き終わったブログ記事を間違って消去してしまいました。
ガックリ…
明日は祝日…久しぶりにゆっくりします…出来るかどうか?
P,S 先日、友人Aから謎の動画が送られてきました。
意味不明の動画でしたが、治療かエクササイズ的なもの?と、返信してみると
「これでゴルフが上達するらしい」と…
謎の動画…これを見せて笑わない人は今のところいません。
そして「(笑)これはいったい何ですか…」と爆笑の後、不可解さをつのらせます(笑)。
興味のある方…声をかけて下さいね。
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五輪整骨院
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